よくあるご相談
患者さまからよくいただく
ご相談にお答えします!
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なぜ矯正治療が
必要なのですか?
歯並びや噛み合わせの改善は、緊急のものではありません。
ただ、歯並びや噛み合わせが悪いことで歯みがきが行き届かず、虫歯や歯周病、顎関節症になったり、はっきりと喋れないなど、さまざまな疾患や不調につながる可能性があります。
見た目を気にして人前でうまく笑えず自信をなくすなど、人間関係に影響してしまうこともあります。
健康的な口腔内の環境と本来の機能、整った見た目を取り戻すために大切なのが矯正治療です。
開始時期や年齢の
制限はありますか?
受け口は4歳以上であれば治療を始められます。
出っ歯は小学校2年生、ガタガタの歯並びは小学校1年生を、矯正治療を始める目安として推奨しています。
年齢制限はなく、何歳からでも矯正治療を始めることは可能です。
ただし、虫歯や歯周病など、口腔内の状態によっては、矯正を始める前に治療が必要な場合もあります。
矯正歯科で虫歯や
歯周病の治療を
受けられるのですか?
当院は虫歯や歯周病など一般歯科の治療は行っていません。
一般歯科の治療を行うことで、矯正の患者さまの治療が疎かになったり、予約が取りづらくなるのを避けるためです。
矯正治療中は定期的に通院していただきますので、虫歯や歯周病を発見することもあります。
その場合はかかりつけの歯科医院に行っていただきます。もちろん、当院が推奨する歯科医院をご紹介することも可能です。
痛みはありますか?
装置を付けることによる違和感や、擦れによる痛み、歯が動くときの痛みがあります。
個人差もあるため、全く痛みを感じないという方もいます。装置を付けた後、2~3日後には徐々に痛みがなくなることが多いようです。小さなお子さまでも耐えられる程度の痛みですが、気になる方はご相談ください。
歯を抜かなければ
いけませんか?
整った歯並びを維持し、健康な口腔内環境で過ごすために抜歯を検討する場合もあります。
そのため精密検査の結果次第では、抜歯が必要な場合はあります。なるべく歯を残すことも重要ですが、整った歯並びを維持し、健康な口腔内の環境で過ごすためには、抜歯も含めて必要な治療を見極めることが大切だと考えています。
矯正治療前と後で
顔が変わりますか?
口元がすっきりして小顔になったり、横顔が美しくなることがあります。
矯正治療は噛み合わせなどの機能を改善するほか、受け口、出っ歯、ガタガタの歯並びなど、見た目を美しく整えることもできます。子どもの矯正では成長に合わせて顎を広げて歯が並ぶスペースをつくりますが、顔が大きくなるということはありません。
スポーツや楽器の演奏に
支障はありますか?
矯正の方法によります。
ボールや体が顔面にぶつかる可能性のあるスポーツを行う場合、表側矯正は危険です。
ただ、スポーツマウスガードという装置を用いることで保護は可能です。口に押し当てる楽器についても、表側矯正を装着していると演奏に支障があることが考えられます。マウスピース型や裏側矯正であれば、スポーツ、音楽いずれも制限が少ないでしょう。
矯正中の食事制限は
ありますか?
基本的には普段と同じで問題ありません。
ただし、取り外しができない固定式装置の場合は、硬いもの、くっつきやすいものを食べると、意図せず外れてしまうことがあるため注意しましょう。取り外し可能な装置の場合、食事のときは外すため気にすることはありません。
通院の頻度は
どれくらいですか?
小児矯正は1~3カ月に1度の通院です。
装置を製作したり、歯を大きく動かしている時期は1カ月に1度は効果を確認する必要があり、痛みの有無も確認します。
一方、顎の成長を促進したり抑制したりする治療は時間がかかるため、2~3カ月に1度の通院となります。
大人の矯正治療の場合、1カ月に1度の通院が基本です。
リスク・副作用
・矯正治療で歯を動かすことで、歯に痛みや違和感や、頭痛・発熱が起こることがあります。個人差はありますが、3日から1週間でおさまっていきます。
・矯正装置が唇や舌、粘膜に擦れることで、口内炎ができたり、傷がつきやすくなったりすることがあります。
・矯正装置を装着すると、歯磨きが複雑になり、磨き残しが増える傾向にあります。不十分な清掃状態が続くことで、虫歯・歯肉炎・歯周病に罹患しやすくなるため、自己管理と定期 的なメンテナンスの受診が必要になります。
・顎間ゴムの使用や定期的な来院、その他の指導(MFT など)に対する協力が得られない場合、歯並びに影響がでるような習癖(頬杖や食事の際に片側のみで噛むなど)があると矯正治療が円滑に進行しないことがあります。
・矯正治療中には、咬み合わせや歯並びが随時変化します。それに伴い、咬み合わせや顎の関節に違和感や痛みがでたり、一時的に歯並びが以前より悪くなったりする場合があります。
・歯を動かすことで、歯根吸収(歯の根が溶けて短くなる)や歯の変色(神経の壊死)が起こることがあります。変色の原因はこの限りではありませんが、変色が軽度の場合には、矯正治療後のホワイトニングで改善できる可能性があります。
・歯を移動させた際に、ブラックトライアングル(歯と歯の間の三角形の隙間)や歯肉退縮が起こることがあります。そのような場合、ブラックトライアングル等の改善を目的とした歯の形態や大きさの修正を行うことがあります。
・必要に応じて、歯の形態の修正、咬み合わせの調整、歯の大きさの調整などを行う場合があります。
・歯の根が曲がっている場合や骨性癒着(歯と骨がくっついている状態)が起こっていると、歯が動かないことがあります。また、小帯(唇や頬にあるヒダ)の付着位置が悪かったり、骨隆起(歯を支える骨が膨らみコブのような形態になっている状態)があると、歯の移動を阻害する可能性があるため、矯正治療中にこれらを除去する処置が必要になる場合があります。
・接着型の矯正装置の場合、外れてしまうことがあります。外れてしまったときに、矯正装置を誤飲してしまう可能性がありますが、ほとんどの場合、自然に排泄されます。
・歯が動くスピード、治療の難易度、症例、使用する矯正装置によって治療期間が異なるため、目安として記載している治療期間や診断時にお伝えする予想治療期間が前後する可能性があります。
・矯正治療中に金属アレルギーの症状がでる場合があります。
・矯正治療終了時に矯正装置を外す際、歯に小さな亀裂や傷がついてしまう場合があります。
・矯正治療終了後、保定装置を指示通りに装着していただけない場合、後戻りが起こることがあります。後戻りが起こる要因はこれに限らず、様々な要素が原因となり起こることがあります。
・矯正治療前後に、被せ物治療をやり直す必要がある場合があります。(特に、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置を用いた矯正歯科治療の場合には、治療途中に被せ物の形態が変化すると、マウスピースが合わなくなるため、治療前の処置が必要です)
・顎の成長、加齢、親知らず、歯周病などの影響により歯並びが変化し、再治療が必要になる場合があります。